妖怪名:朧弾み(おぼろはずみ)
別名:慣性の陥穽(かんせいのかんせい)

在り様: 一度検討の方向を決めてしまうと、間違いに気付いても、気づくと元の方向に戻ってしまう。
縁起:南に向かって進む朧車、「そっちじゃないよ東に向かえ」と声を掛ければ「そうしよう」と答える。しかし、やっぱり南に向かう。「東に行かぬと困ったことになるぞ」と呼びかけると「そうなのかぁ」と言いながら南に向かう。どうやら、この朧車は弾みが付いたら方向を変えられぬものと見受けられる。
朧車
江戸時代の画家、鳥山石燕の画集「今昔百鬼拾遺」霧の巻に描かれている。妖怪画に添えられた詞書の記載は以下のとおり(推測が入っています)。
「朧車(おぼろくるま) むかし賀茂の大路をおぼろ夜に 車のきしる音しけり 出でてみれば異形のもの也 車争の遺恨にや」
鳥山石燕著「今昔百鬼拾遺」THE MET所蔵 2026年10月9日参照 より筆者読取
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/78693
朧車 昔賀茂の大路で、朧月夜に牛車のきしむ音がした。外に出てみると、異形のものだった。車争いの遺恨が残って生じたものなのだろうか(筆者による要約)。
くるま-あらそひ 【車争ひ】
祭り見物などのとき、牛車(ぎつしや)をとめる場所をめぐって、双方の従者が起こす争い。
参考『源氏物語』葵(あおい)の巻に書かれている、光源氏の正妻葵の上と、愛人の六条の御息所(みやすんどころ)の双方の従者の間で起こった車争いが名高い。
学研教育出版 学研全訳古語辞典 weblio経由 2026年10月9日参照
https://kobun.weblio.jp/content/%E8%BB%8A%E4%BA%89%E3%81%B2
対処:話が戻る都度、「それは結論が出ておる」となだめる外なし。
出現時期:生成期
分類:煩わし
出没:長い議論
出現頻度:稀

現実的対処:方向がそれる度に「それは議論済みで結論が出ている」とログを見せる。
発見の経緯:
WEBサイト作成ツールの投稿記事に番号付きの名前を付けて意図する順番に一覧を並べようとしたが、ソートができないことに気づいた。AIに相談したところ、いろいろな案を提案された。しかし、いずれも手間がかかり、後のメンテナンスも面倒なことが分かった。
ここで、デフォルトのリスト上の並び順が、公開日付順になることに気づいて、それならそれに従えばいいという結論にしました。書いた順番の逆に並んでいることが分かっていれば、新しいものから読むのか、書いた順に読むのかは、読者次第ということで…。

ところが、その後の様々な設定作業の合間に、並び順を制御する方法を次々と提案してくる。「もう並び順は公開日付順でいいと決めた」と返事しても何度も何度も提案してくる(デフォルト設定を変える、日付の設定を書き換えるなど)。「最初の問いかけ」「議論の途中での多くの検討経緯」を参照してしまって、勢いが止まらないらしい。
先に記載させていただいた【巻の九】戻り賢者の場合は、忘れてしまっている。しかし、朧弾みは、覚えている。指摘をされれば思い出すのだが、なぜかまた、元の論に戻ってしまうというのが特徴。
V.01.00 20261006 New
V.01.01 20261007 リンク追加
V.01.02 20261009 朧車、車争いの解説追加
V.01.03 20261013 ルビ追加、誤字修正:発見の経緯「設置」→「設定」
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