機密性(confidentiality)
認可されていない個人,エンティティ又はプロセスに対して,情報を使用させず,また開示しない特性。
JIS Q 27000:2019 3.10
完全性(integrity)
正確さ及び完全さの特性。
JIS Q 27000:2019 3.36
可用性(availability)
認可されたエンティティが要求したときに,アクセス及び使用が可能である特性。
JIS Q 27000:2019 3,7
※上記記載中の「エンティティ」については、認証(authentication)の定義の注記に以下の記載がある。
エンティティは,“実体”,“主体”などともいう。情報セキュリティの文脈においては,情報を使用する組織及び人,情報を扱う設備,ソフトウェア及び物理的媒体などを意味する。
機密性・完全性・可用性について平易に表現すると、
・機密性:情報が知られるべきでない人に知られないように、また使われないように保つ
・完全性:情報を正しい状態に保つ
・可用性:情報を使うべき人が必要な時に使える状態にしておく
ことを示す。3つを総称して「情報セキュリティの三要素」と呼ぶことがある。また英語表記の頭文字を合わせて「CIA」と称される場合がある。
対象の情報資産の3つの観点での重要性を意識せずに「セキュリティ対策」でひとまとめにしてしまうと対策がちぐはぐになってしまう場合があるので注意が必要。
例1:機密性保護のため、すべてのファイルを暗号化してある。すべての顧客に見せているカタログも含めて。←公開情報については無駄な手間を増やしている。
例2:完全性を損なわないために、大事な情報を丈夫な金庫に格納し、誰も触れないようにマリアナ海溝の奥深くに沈める。←その情報は活用できなくなる(可用性が損なわれている)。
例3:重要な情報の可用性を確保するために、多くのコンピュータの中に写しを置いておく。←機密性のある情報の場合、情報漏洩の可能性が高くなる(写しを置いたコンピュータのどれか一つでも攻略されると情報漏洩が生じる)。
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